太歳と陽宅集成。

 太歳に言及している、清代の権威のある、陽宅風水の古典、陽宅集成では、太歳方位に関する言及箇所もあります。
 著者・姚建鑾氏も、太歳方位については、好意的に書いていません。
 日本に中国文化を取り込む際、「日本人にとって気持ちのいい文章」に変えていることはよくあります。
 原文通りであれば、「君子・英傑で初めて使えるが、民間人が使うのは危険」と本来、戒められています。
 日本では、太歳が、年男・年女として解釈を変えられています。
 当然、陽宅集成は1751(乾隆16)年の著書であり、今から約250年前から、続いています。
 しかしながら、日本では、神社・仏閣等の独自の信仰文化も重なり、日本人は「最初の時点」の大切さを痛感します。
 特に、太歳は分かりやすい例です。
 殆どの中国占術本は「戦国時代」の書籍です。
 その為戦時中の思想(要するに王朝の変転等の予知)要素が入っています。
 陽宅集成は今から250年ほど前に成立していますが、根底となる意味合いを変えることができない、ということで、真逆に意味が合いつけられたものがある、という事を知って頂きたいと思いました。



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