奇門遁甲と「命理学」の関係。

 秋には、暦が出版され始め、来年の運気が気になるので、皆様が、命理学にも関心を抱く時期ですし、季節の象徴です。
 来年は己亥年ですので、紫微斗数の四化飛星の技法には、影響しませんが、庚年と辛年となる、2020年~2021年の四化飛星表では、意見が分かれていますね。
 新紫微斗数四化飛星表として採用しているのは、庚年+辛年も変えられています。
 紫微斗数以上に、子平八字と密接なのは、奇門遁甲です。
 奇門遁甲の格局のついても、古典書の世界から既に、意見が分かれており、解釈方法も、各流派で分かれています。
 そもそも論として、日本人と中国人では、方位盤の受け入れ方が結構決定的に違いますね。
 方位盤を出すと、方位しか見ないのが日本人ですが、中国人の場合、風水術にも、応用しますね。
 更には、何かの事態が発生する時期も、奇門遁甲の判断で看ます。
 大雑把に違いを言えば、次の通りです。
 1、多くの日本人は方位盤で、方位以外は看ない(或いは、看ないか看られないと思い込んでいる)。
 2、中国の老師は、方位盤で、方位以外も看る(実際、台湾の老師以上に中国の老師は方位以外の使用法判断例あり)。
 3、台湾の老師は、日本人に近いが、人により、日本人に近い使い方をするか、それとも、中国の老師に似通っているかは人や流派で分かれる。
 実際、虎遁を例題として、採用基準が古典書でも、異なる例を出します。
 1、天盤「乙」+地盤「辛」+休門+艮宮(奇門遁甲全書、奇門遁甲統宗大全他)。
 2、天盤「乙」+地盤「辛」+生門+艮宮(奇門遁甲全書、遁甲演義他)
3、天盤「庚」+開門+兌宮(奇門遁甲全書他)。
 4、天盤「乙」+生門or艮宮(奇門遁甲全書他)。
 最も疑問なのが、3番目の組み合わせですよね(それでも、使用される方もおりまして、妙派の奇門遁甲の本である、奇門遁甲速成秘訣で掲載)。
 作者の老師は亡くなられ、10年が経過しましたが、今の時点でそれが引き継がれているのかも謎です。
 代替わりすると、採用基準や、書き換えが行われていないかも現在、不明点ですね。
 風水状態を奇門遁甲の盤で看る事は、実は可能です。
 町自体、墓地や住宅周辺全体等に及びますが、看る事は可能です。
 ただ、五不遇時は、流派問わず、凶格ですね。
 それでは、本日はこの辺で。



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