当太歳・犯太歳を考える

日本では、当太歳・犯太歳はまず聞きません。
逆に、「年男・年女」を励ます風習がありますが、中国の理論と意味が逆になったもの。
本当は、「今年はおとなしくして、事故を冷静に見つめる年」と位置付けられています。
つまり、日本と中国では意味が逆になっています。
これは結論からいえば、「本当のことを書くと日本人に嫌われるので、意味を逆にし、励ますようにした」と読むのが妥当です。
この点は、暦の盲点です。
同様に、当太歳・犯太歳方位に立向(動的方位)(つまりは、旅行や出張など)をしてはならない、というのが本来の記述です。
日本では中国文化を少なからず、改変(物によっては改悪)し、庶民が真実を知ることが少なくなっています。
そして同様に、「改変された内容」を基準に「暦」が出版されるので、混乱が日本全土に広まっているのです。
鮑黎明先生の記事に詳しく書いているので、読んでみてはいかがでしょうか。
くれぐれも、申し上げますが、「当太歳・犯太歳はおとなしくしていなさい」という意味なんです。


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