方位盤の受容と滅蛮経
日本の方位盤の受容に大きな影響を与えることになる、明代の古典・滅蛮経。
なぜ明代かと説明できるかといえば、その前が蛮族=モンゴル人であり、それが由来だからです。
実は、この時、日本の方位盤の受容の方針が1つ決まったといえるものがあります。
それは、都合と真実であれば、都合を優先し、それによって内容を作るという形式は現代にも通じる形で伝承されています。
しかし、これも清代で、1つの教訓を生んでいます。
それは、満漢併用制。
1つのものへ統一せず、双方の人事を政権へ取り入れるという制度です。
これが、日本の戦後へも受け継がれ、都合の善悪判断がまかり通る時代を作り、これが真実を知る機会を奪う原因を作りました。
まさに、一種のブーメラン現象。
滅蛮経から、1つでも、盤の受容文化を感じ取って頂ければ嬉しく思います。
それでは、本日はこの辺で。
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